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福岡大会 迫る
福岡大会に飛んでいこう

 本会大会としては初めての九州、と楽しみにしていた11月23日が近づいてきた。こぞって福岡を目指そう。
 準備の都合上、期日(11月4日)までに参加お申し込みを。お近くのご友人・ご同僚をお誘いになってはいかがだろうか。大会で学ぶことの価値は言うまでもないが、懇親会での交流の豊かさも味わっていただきたい。

 大村はま記念国語教育の会
   平成23年度大会【福岡大会】概要



期日 11月23日(水・勤労感謝の日)
会場  福岡教育大学附属教育実践総合センター
午前の部(受付開始・10時、開会・10時25分)
 開会行事
 研究1 苅谷夏子
 研究2 村井万里子
午後の部・本会総会 13時~
 実践研究発表 協議(飯盛直子・末成妙子・井上孝志)
 研究3 橋本暢夫
 講演  野地潤家
 展望  安居總子
 お礼のことば 前田眞證
参加費・2000円
懇親会・福岡教育大学生協食堂にて。別途参加費。

お問い合わせ 
委員長  前田眞證 0940(35)1278
事務担当 河野智文 0940(35)1281
     kawanot@fukuoka-edu.ac.jp

福岡大会を二か月後に控えて     
            大会実行委員長   前田 眞證 
第7回大村はま記念国語教育の会福岡大会が、11月23日(水)、勤労感謝の日に福岡教育大学で開かれます。あと二か月に迫りました。こちらの準備にも、幾分必死さがにじむようになりました。
 大村はま先生…私のように、大村はま先生の著書・論文、そして全集があったからこそ、中学校・高等学校の国語科教育法について、大学で講じることのできた人間には、格別の思いが湧きます。そして、大村はま先生に対する敬愛の念は、研究すればするほど大きなものになってきています。もっと大村はま先生の国語教育実践に迫りたいという願いは、いっそう強くなっています。
 むろん、大村はま先生の国語単元学習の意義は一朝一夕に理解できるものではありません。何百人という学者が数代かけて少しずつわかってくるという代物(しろもの)でしょう。しかも、大村はま先生の全実践、残された二千冊の国語学習記録は、研究するにしても、実践者として学ぶにしても、私たちに生涯をかけるか否かを迫る迫力に満ちています。
 大村はま先生がそのような存在であるだけに、私たち大村はま先生の謦咳に接した人間の責任もまた重いと言わなければなりません。大村はま先生の声も聞いたことがなく、授業を参観する機会にも恵まれなかった人たちに、大村はま実践がいかに私たちの国語教師としての人生を支えるものに満ちていたかを、自覚してもらう必要があります。そのためにも、まず私たち自身が大村はま先生の国語教育実践から普遍的なものを次々に発見しなければなりません。
 しかし、その道のいかに遠いことか。拙著『話しことば教育実践学の構築』(平成一六年刊)を書いているとき、大村はま先生の討議力の指導についてはあと10年すればかなり近づけるという思いを持てたものの、応答力・質疑力の指導においてはあと20年、発表力の指導についてはあと40年かけても近づけるかどうかという嘆声が消えませんでした。それでも、公刊した年の大晦日には、大村はま先生ご自身が、この書の礼状代わりにお電話をくださったのです。代わりに出た妻に、「いい本を出されましたね」と、おほめの言葉を下さったそうです。「少しわかりかけてきたわね。」ということだったのでしょう。
 私たちがほんの少しでもわかれば、大村はま先生は心から喜んで下さるのです。ですから、私たちは謙虚に一つずつ発見していき、実践によって確かめていけばよいのでしょう。この福岡大会も、そうした小さな発見を積み重ねる場になればと願っています。
 大村はま先生の名前を冠する会を開かせていただくことは、重荷にならないと言えば嘘になります。しかし、大村はま先生は、私たちがむしろ伸び伸びと、存分に発表し、少しでも児童・生徒のためになればよいと思われているでしょう。発表者も、発表題目も決まりました。遠方からおいでいただく県外の先生方を大歓迎するのはもちろんのこと、福岡県内や近県から来て下さることも、何よりの励みになります。先生方にお会いできることを心待ちにしております。
                  
by ohmurakokugo | 2011-10-13 13:31

大村はま記念国語教育の会のネット版会報。国語教師・大村はまについて、知り、考え、試し、自分の力にしたいと集まった会。ご入会を歓迎します。お問い合わせは hokokugo@gmail.com まで。
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