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やってもできない悲しみを越えて
子どもたちに、安易に、だれでもやれる、やればやれるといいたくない。やってもできないことがある―それも、かなりあることを、ひしと胸にして、やっても、やってもできない悲しみを越えて、なお、やってやって、やまない人にしたいと思う。              
                      大村はま国語教室の会会報「はまゆう」より


 サイト管理人は、昨夜遅くに石巻から帰ってきました。あの大雨と満潮が重なって、80センチちかく地盤沈下した石巻市万石浦地区は、広い範囲で冠水し、冷たい雨と暴風と寄せる水に責め立てられるようでした。自然はどこまで過酷なのでしょう。
 壊滅状態の沿岸部の景色に打ちのめされます。無力が口惜しいです。何をしても、果てしない大海に一滴を注ぐ程度のこともできません。
 しかし、「なお、やってやって、やまない人でありたい」。大村はまのこのことばを、励みにして前を向きたい。被災地の先生方に、大村はまのことばを届けることを、本会は計画しています。詳細は明日、発表します。
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by ohmurakokugo | 2011-05-31 13:47
  とびつくという感じ
子どもが投げやりな気持ちを見せてたり、あきらめたような、これから何十年と人生を生きる人と思えないような、退廃的な顔つきとか目つきを見ますと、私、とてもそれを見てるということができないんです。…見るに見かねるということでしょうか。それでまあ、とびつくという感じで、身も寄せましたし、いろんなことを、これでもかあれでもかと何かしたのです。それを考えるときに、それがいい方法なのか、だめなのか、とか、あまりそういうことを考えていたのではないのです。悪くてもよくてもしょうがないですね。知恵の限りをしぼって、短い時間に胸をドキドキさせて、手を打ちますね。…そういうところから方法というものは生まれてきたんですね。

                   大村はま国語教室の会会報「はまかぜ」より



 今、当サイト管理人は被災地の子どもの学習支援活動を手伝っている。明日も早朝から石巻を目指す。
 大海原にちっぽけな小石を投げ込むようで、自分の非力が悲しい。無力感を感じながらの支援だが、「それを見ているということができない・・・とびつくという感じで、身を寄せました」。理屈が先でない、方法はそのぎりぎりの中で生まれてくる。この大村はまのことばは、支えになる。
 このことばは、この混乱の日々の中で、きっとたくさんの人を勇気づけるに違いない。
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by ohmurakokugo | 2011-05-27 19:09
        立ち上がる
午後2時46分、その瞬間まで、平凡な、いつもと何の違いもない、誰の記憶にも特に残らないはずだった3月11日が、数分の激震とともに、一変しました。悲しい、苦しい、憎い「3月11日」になりました。

この時を境に、このサイトの管理人は、文字通りことばを失っていました。なにも書けませんでした。あれから75日経ちました。

先週、岩手から宮城沿岸の被災地の避難所を、教育支援のNPOグループと一緒に回ってきました。子どもたちと話しながら工作をしたり、避難所のまわりを探検したり、がれきの海に囲まれた陸前高田の小友中学校の運動会に声援を送ったりしてきました。
それで、わかりました。被災地はまだまだちっとも「大丈夫」なんかじゃありません。我慢強く、カラ元気を出して、前を向こうと必死ですが、ちょっと油断すると不安と悲しみに引きずり込まれそうになりながら、一日一日を過ごしています。大人が不安だから、子どもはもっと不安です。

大村はまを敬愛し、受け継ぐべきものを模索している私たちが、今、できることはなにか。すべきことはなにか。…ことばを失っている場合じゃない。

これから、またこのサイトをしっかり運営していきたいと思います。どうぞご愛読ください。
大村はま記念国語教育の会は、本年度の活動をスタートさせています。
まず、来月、さいたま市で開催される研究会をお知らせします。ぜひご参加ください。

  平成23年度 国語教育研究会

【主  催】日本国語教育学会・南部国語の会
【共  催】大村はま記念国語教育の会
【日  時】平成23年6月11日(土)受付9:00~ 開会9:20
【会  場】浦和コミュニティセンター 第15集会室 浦和駅東口パルコ9階(徒歩1分)

◇研究主題 「豊かで確かなことばの力をはぐくむ国語教育の創造」
   ―豊かな言語活動が拓く国語単元学習の展開―  
                         
◇次  第 <総合司会>さいたま市立日進小学校教頭 萩原 哲哉 (敬称略)

○挨 拶  (9:20~ 9:30)
・本会会長               倉澤 栄吉 
・埼玉県国語教育研究会会長 田嶋  章
・埼玉県高等学校国語科教育研究会会長           
○研究1 実践研究発表・協議 (9:30~12:20)
提 案  さいたま市立本太小学校           米玉利優子
     前さいたま市立原山中学校               越智 宏明
    埼玉県立浦和西高等学校              加藤 和江
司  会   山下 直(文部科学省教科書調査官)
指導講評
 (小)武井悟(さいたま市立大牧小学校長)萩原昌好(前十文字学園女子大学教授)
 (中)中村敏男(南部教育事務所主席指導主事)山下 直(文部科学省教科書調査官)
 (高)熊谷芳郎(聖学院大学准教授) 石塚秀雄(日本教育大学院大学)  
          
○研究2 証言「元生徒が語る大村教室」           (13:10~14:20)
   苅谷夏子(大村はま記念国語教育の会事務局長)
   内海まゆみ(東京都目黒区立第八中学校)
   司会 中山厚子(日本国語教育学会・大村はま記念国語教育の会常任理事)
○講演1 言語生活と言語文化            
   桑原  隆 (早稲田大学教授)         (14:20~15:20) 

○講演2『国語教室の実際』に学ぶ国語科の授業づくり     (15:30~16:40)         水戸部修治(文部科学省 教科調査官)
○展望   大内 敏光 (日本国語教育学会常任理事)   (16:40~16:55)

☆ 本会会長挨拶は、西日本大会と重なったため、代読となります。

参加費は3000円。当日の様子を書き起こし、後日発送する「研究要項」は2000円。
当日参加も可能だが、できれば事前申し込みを。hokokugo@gmail.com まで


大村はま記念国語教育の会への
          ご入会を歓迎します

年会費は4000円(入会金不要)。 年一回の研究大会を開催。そのほか小さな研究会も随時各地で開催しています。会報「はまかぜ」を年3回発行。研究会の記録、お知らせ、会員による大村研究、実践記録、大村はまや国語教育などにまつわるエッセイなどを掲載。
関心をお持ちの方は下記の本会事務局までご連絡を。

大村はま記念国語教育の会事務局
 hokokugo@gmail.com      
 
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by ohmurakokugo | 2011-05-25 19:01
  

大村はま記念国語教育の会のネット版会報。国語教師・大村はまについて、知り、考え、試し、自分の力にしたいと集まった会。ご入会を歓迎します。お問い合わせは hokokugo@gmail.com まで。
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