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大村はまのことば  36
 読解などで、少し難しい文章などではっきりわからないときに、何回も読んで、よく考えてみるというのは本当にかわいそうで、何回も読んで、よく考えたけれどわからないのではないですか。ですから、そういうときにやはり、どういうてびきをしたら間違えをしないか、と考える。ただ「違っているよ、読み方が浅いね」、それでは何も教えないことだと思います。何も教えないで、ただ評価している。西尾先生が「答えばかり合わせていて、どうしたらこんないい答えがでるか、ということについて、何も教えない、つまり教師の役目をしていない」とおっしゃった。…すてきなてびきで、はっとわからせたり、すてきなてびきで、ちゃんとまとめたりできたわけでしょう。そういうのを教師がついている教室というのかなと思いました。
        『 大村はま国語教室の実際 下』 渓水社


 大村はま記念国語教育の会への
          ご入会を歓迎します

 年会費は4000円(入会金不要)。 年一回の研究大会を開催。そのほか小さな研究会も随時各地で開催しています。会報「はまかぜ」を年3回発行。研究会の記録、お知らせ、会員による大村研究、実践記録、大村はまや国語教育などにまつわるエッセイなどを掲載。
 関心をお持ちの方は下記の本会事務局までご連絡を。

大村はま記念国語教育の会事務局
 hokokugo@gmail.com   

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by ohmurakokugo | 2011-03-09 18:59
大村はまのことば  35
 「わかりましたか」と聞くときの教師自身が、子どもにほんとうの真剣な答えを期待していないという自分への甘さがあるのではないかと思います。「何もわかりません」と言われたら、どういう顔をするつもりでしょう。さぞびっくりするでしょう。それくらい自分はあまったるいのだということを考えるわけです。ですから私は「わかりましたか」ということばを口から出すまいと思って、指をしばっていたことがあります。…そうすれば少しは言わなくなると思って、鍛えていた日々もあります。
                『大村はま講演集』風濤社


 
 さて、編集子の旅日記は、このサイトの読者に喜んでいただけるか、単なる余計ものに過ぎないか、そのあたりは判断の難しいところです。
 ただ、大村はまは、小さな話の収集家だった。胸にいつも100の話を持とうとしていた、その事実を思うと、国語教育に心を寄せる仲間なら、小さな話を楽しんでいただけるかもしれない、と思い、編集後記がわりの旅日記をつけていこうと思います。
 
 昨日は日曜で、昼近くに町を歩くとたくさんの家族連れが町に繰り出していました。教会帰りの人たちも多かったようです。ロンドンの西にあるオックスフォードですが、昨日は穏やかな陽光に恵まれ、春の訪れが明らかでした。気温は10度に届かないくらいですが、光が違います。子どもたちの金髪が輝きます。長く厳しい冬の後だけに、春はじっとしていられないほど嬉しいのでしょう。私は、マフラーも手袋も使って、ダウンを来ていたのに、半袖のTシャツ姿で風のように走っている子もいました。ラッパ水仙やヒヤシンスの花束を買い求める人もたくさんいます。水仙の花束は、葉っぱ抜きで、花だけを束ねて売っているのが、日本人の目には不思議ですが、10本で1ポンド(120円)くらいという安さです。100本でも買いたいところです。

 
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by ohmurakokugo | 2011-03-07 17:56
大村はまのことば  34
 このネット版「はまかぜ」は編集委員として苅谷事務局長が管理をしています。この春、苅谷はイギリス、オックスフォードで過ごすことになり、昨日、到着しました。しばらくはオクスフォードの地から更新をしていきます。IT時代を実感させられることですね。
 昨日は乗り継ぎでコペンハーゲンの町を散策しましたが、王立公園の子ども広場の傍らに、堂々たるアンデルセンの銅像があったことが、印象的でした。海辺には、人魚姫の像が凍てついて座っていました。まるで友達のように、つがいの白鳥がそばを漂っていました。 


 大村はまのことば  34

 ほんとうに、おもしろいことを、一生懸命やっている、その心の中に、人と比べる隙間はないと思います。私は、そういうのが緊張だと思います。                                       『大村はま国語教室 2』小学館
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by ohmurakokugo | 2011-03-06 19:44
倉沢栄吉会長のことば
 …大村先生の場合は、そういう批判者なり、評価者ではなくて、事前に、十分準備をされる計画者ですね。そして、その準備と連携しながら、学習中に具体的な指示と支援の手を差し伸べている援助者です。そのほかに、教師は同席者、参加者でもありますね。そして、特に大事なことは、共演者というか、監督ではなくて、子どものそばへ、れいの「黄金の椅子」を持っていって、座って、いっしょになって話し合う。いつのまにかすうっと消えるというような、神業としか言いようがないけれども、そういう共演者として子どもの前に立つという意味では、教師はシナリオライターであり、役者でもある、子どもたちの仲間として。

                       『大村はまの国語教室』小学館

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 年会費は4000円(入会金不要)。 年一回の研究大会を開催。そのほか小さな研究会も随時各地で開催しています。会報「はまかぜ」を年3回発行。研究会の記録、お知らせ、会員による大村研究、実践記録、大村はまや国語教育などにまつわるエッセイなどを掲載。
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by ohmurakokugo | 2011-03-03 08:58
大村はまのことば  33
 生徒の間を回ることによって、生徒の個性を傷つけるとよく言いますが、ほんとうに個性が傷つきますか。証拠がありますか。そんなことで失われる個性なんてあるんでしょうか。・・・一つの特殊な才能のようなものは、私たち教師が三年や五年いじくったからといって、「有るもの」ならなくなりはしないでしょう。「ないもの」なら、生まれてはこないでしょう。ほとんどの人は、天才なんかではありません。先生の教えを心から待っているんです。子どもですから、口に出して言わないだけの話です。
                 『新編 教えるということ』筑摩書房
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by ohmurakokugo | 2011-03-02 13:49
大村はまのことば  32
 私の仲良しの按摩さんが「足の不自由な人の手をつかまないで、その人の半歩先を歩く。そしてその人がいつでも手をつかめるように、転びそうになったらぱっとつかめるような状態に手を置いておく」と・・・。私はそのお話が大変心にしみました。人より半歩先を歩きながらいつでもどうぞと助けの手を出している。今度はどんな手の出し方にしようか・・・これおは教える人のコツにつながると思うのです。
             大村はま国語教室の会会報「はまゆう」より
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by ohmurakokugo | 2011-03-01 13:47
  

大村はま記念国語教育の会のネット版会報。国語教師・大村はまについて、知り、考え、試し、自分の力にしたいと集まった会。ご入会を歓迎します。お問い合わせは hokokugo@gmail.com まで。
by ohmurakokugo
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