教師の仕事の成果を見ることはできるか
 教師の仕事は、その成果をすぐ自分の目で見ることができるものとできないものがある。そして、できないものの方が多く、また、根本的な大切な成果ほど見ることができないようである。あまりに自然で、人間の根本を培っている仕事は、その人のなかにとけこみ、だれの、なにのおかげともなく、その人のなかに生まれた力になっているのであろう。
                      『かけがえなきこの教室に集う』小学館


 6月11日(土)浦和にて今年の国語教育研究会が開かれた。午前中は、小中高の先生方の実践研究発表があり、フロアからの率直な質問と発表者からの応答、指導者からの的確な質問、と、プロの集団らしい研究会になった。
 午後の一番は、大村教室の生徒だった二人が、学習記録や手引き、語彙指導などを振り返った。その二人の中にとけこんだ「教育成果」は、参会者の目に映っただろうか。自然にとけこんだものの中に、大村はまのした仕事を見ようとすることは、難しいが、おもしろい。
 桑原隆・早大教授は、あたらしい単元課題の提案を、幅広い、豊富な資料とともに示してくださった。初めて知る資料に、会場は思わず引き込まれた。
 水戸部修治・文部科学省初等中等教育局教科調査官は、大村はまの『国語教室の実際』から、下記の部分を引用なさって、そこから国語科の授業作りについて、非常に具体的に例示してくださった。

 「第一に大切なことは、それぞれの文章を読む生きた目的がなければならないということです。ここに一つの文章があるから、読むことにするというのではなく、何かを求めて読むという姿勢を作れるかどうかということが、この「読む」ことの指導の成功するかしないかの分かれ目だと思います。」
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by ohmurakokugo | 2011-06-14 12:50

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