今、何ができるか
東日本大震災の年に
  この会だからこそできること
      ―被災地の先生方への支援を―


 さまざまな災害はこれまでも人を苦しめてきた。しかし東日本大震災にともなう被害の甚大さ、深刻さは多くの人の想像を超え、「未曾有」ということばが繰り返し使われることになった。二ヶ月半経った今、希望の芽は芽吹きつつあるがまだまだ小さく、道は遙かに遠い。

 大村はまという人を敬愛し、なにかを学ぼうと集った私たちである。また、若い日から常に子どもたちに視線を向け続けた倉沢栄吉先生を会長に頂く私たちである。そういう私たちは、この惨状を前にして何かできないのか? 大村先生が今、生きていらしたら、何をなさっただろう。倉沢先生が壮年期でいらしたら、どうなさっただろう。相談のために常任理事会が開かれた。
 小さな非力な会ではあるが、何もしないのは、辛い、悔しい――そういう気持ちがどうして残り、特に何もしないという結論を出せなかった。大震災からすでに二ヶ月以上が経ち、おそらく会員のみなさんは、すでに赤十字などの募金にご協力なさっておいでだろう。今さら、という気持ちを持たれることも予想される。しかし、この会だからこそできることがあるのではないか―。

 被災地の教育現場は、多くの困難を抱え、それでも前に進もうとしている。子どもたちが被災者であることは誰でも注目するが、教員もまた被災者である。どれほどの困難、負担を負っていることだろう。がれきの残る町で教室を営む人を、大村はまのことばは勇気づけ、また、大事なことを示してくれるのではないか。敗戦後の深川一中で、目黒八中で、大村先生が無我夢中で取り組んだことが、今こそ、重要な指標となるのではないか―大村はま記念国語教育の会の私たちは、そのことには確信がある。
 そこで、常任理事会は次のような活動を提案する。

被災地の学校の先生方に、『新編・教えるということ』(筑摩書房)『灯し続けることば』(小学館)『大村はまアルバム』(大空社)を何冊かずつセットにしてお送りする。出版社にはご協力をお願いし、割引価格でご提供いただく。その費用は、会員有志による寄付金でまかなう。
 
 ご賛同いただいた会員各位には、平成二十三年度会費納入の際、任意の額の寄付金を添え、その合計金額をお振り込み下さるよう、お願い申し上げる。(たとえば千円の寄付をお考えの場合、会費四千円に千円を加算し、計五千円を納入していだくことになる。事務局で寄付金分をとりわけ、合算し、それを資金として右記の活動を実行する。活動の結果は、次号「はまかぜ」でご報告する。本の送り先は、被災地の教育委員会などが公表している情報を元に選択する。
 

 このお知らせは、明日、発送予定の会報にも掲載され、振り込み用紙も同封されている。
 一日も早く本をお届けできるよう、ご賛同いただける場合は、六月中に会費・寄付金のお振り込みをいただけるよう、お願い申し上げる。七月以降のご寄付分は、第二期として発送する。

 会員外のご寄付も歓迎したい。被災地に心を届ける一つの方法としてどうぞ。振り込み口座は下記の通り。通信欄に、「被災地へ大村はまの本を」募金とお書きください。

 郵便口座 00390-5-17826 
大村はま記念国語教育の会

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by ohmurakokugo | 2011-06-01 12:22

大村はま記念国語教育の会のネット版会報。国語教師・大村はまについて、知り、考え、試し、自分の力にしたいと集まった会。ご入会を歓迎します。お問い合わせは hokokugo@gmail.com まで。
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