大村はまのことば  5
 書いていますと、「書く」という、このからだの一部を使って、こみいった、めんどうな線を組み合わせていく仕事が、ふしぎに、心を一点に集めます。また、一つの考えが、文字になって目にみえるものになりますと、その考えのいのちがはたらきだして、また、次の考えが引き出されてきます。そして、材木の中に、きりをもみこんでいくように、深みへ深みへと、考えが伸びていきます。どうかすると、自分のこころのどこにもなかったような、すばらしい考えが、鉛筆の先から生まれ出て、自分で自分の考えにうっとりしながらかみしめ直すようなことがあるでしょう。

                           『やさしい国語教室』 共文社
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by ohmurakokugo | 2011-02-01 19:05

大村はま記念国語教育の会のネット版会報。国語教師・大村はまについて、知り、考え、試し、自分の力にしたいと集まった会。ご入会を歓迎します。お問い合わせは hokokugo@gmail.com まで。
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