埼玉大会続報 ―高校古典実践についての質疑
昨日掲載した諸井先生による古典の比べ読み・速読・プレゼンテーションの実践について、限られた時間ではあったが、フロアとの間で興味深いやりとりが行われた。

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小林國雄先生(国語教育学会常任理事)
 根拠を持ち、正しく速く内容をつかむ力というのは、今回のご発表は古典だったが、現代文にも必要だ。現代文の授業においても、こういう根拠を持ち、正しく速く内容をつかむ力を指導していらっしゃるかどうか。
 今から40年くらい前に岩淵悦太郎という先生が、中央教育審議会に、古典を現代文的に読むことが必要ではないかと言うことをおっしゃった。現代文においても、根拠を持ち、正しく速く内容をつかむ力は必要だと思う。先生がそのような指導を普段やっていらっしゃるかどうか伺いたい。

諸井 
 私の国語は、根拠を持って読むことに尽きるという感じだ。同じクラスを現代文でも担当しているが、この「根拠を持って読む」ということがなかなか生徒には難しい。古典にしろ現代文にしろ、根拠を持って正しく速く概要をつかむ力をつけること、これが今一番の目標。ある意味、受験のテクニックにもつながるが、受験にしろそうでないにしろ、言葉の力をつける時、ルールを意識化させることは、とても効果的で役立つ。

小林  
 根拠を持ち正しく早く概要をつかむ力というのは、常に比べ読み速読演習とプレゼンテーションとセットなのか。セットでないとしたらどう違うのか。具体的にAという評論文がBとCという比べ読みの教材、実践例を挙げてください。

諸井 
 残念ながら実践例といえるほどのものはない。
 今やっている教科書教材の評論は、1度に文章の全体像を見せたいので、B4にプリントし、それを大段落に区切らせる。その時に筆者の主張の流れを絶対手放さないという指示をする。これを「速読演習」として実践した。まず個人でやって、次に4人組のグループで持ち寄り、話し合って班としての大段落切りとその根拠を書いて提出させた。しかし、なかなか苦しい戦いをしている。ぜひヒントをいただけたらと思う。
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by ohmurakokugo | 2011-01-13 19:18

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